過渡期を迎える日本の流通・貨物輸送
こんにちは。
関東はすっかり梅雨入りし、雨の日が続きますね。気温も涼し目な感じで、服装に困る方も多いのではないでしょうか。
さてさて、6月は流通の閑散期を迎えております。とはいえ、輸送のお仕事は全く無くなることがなく、道路は貨物トラックや軽自動車お往来がまだまだ目立ちます。
そんな中、日本の貨物輸送は過渡期を迎えており、業務の性質が徐々に変化を表してます。
10年ほど前、貨物輸送業界はかなりのデフレーション真っ只中で、貨物量に対して輸送車両が多く運賃の格安化が進んでいました。特に地方間の輸送に関しては、一部であり得ない額の激安運賃がはびこり、それにより輸送業界品質が低下する傾向を見せていました。
輸送には当然のこと、かなりのコストがかかるため運賃削減には限りがあるのですが、ドライバー賃金の低減や長時間労働(無賃残業等)をさせるなどで金額調整をしながらの運営が目立ってしまい、事故の増加やドライバー不足を及ぼし、品質安定に影響が出ました。
そして行く末にはドライバー不足による輸送サービスの不安定化に繋がり、社会的に大きな問題となってしまったんです。輸送するドライバーがいないので、100%のサービス提供ができなくなったのです。
しかしこの2~3年は、流通供給の不足を危惧する荷主企業(運送会社のお客さん企業)による車両確保のための運賃値上げが少しずつ広がり、徐々にですが、低下した輸送業界に改革の波が押し寄せてきてます。政府の働き方改革や物流大手企業の料金一斉値上げなどもこの勢いを一気に引き上げ、輸送運賃の適正化、輸送品質の安定化を図る動きが少しずつ出てきました。
おかげさまでドライバー不足も、かなりのスローペースですが、解消の方向を歩き始めております。
「激安は粗悪品質」「格安より安全な品質」という意識が浸透してきたのでしょうか。
さあ、これからは適正運賃が全面的に広まるべく、輸送品質の安定や事故防止などに力を入れて、プロ意識を維持向上せねばなりませんね。
頼むほうも、運ぶほうも、安心しながら展開できる仕事にするため、まだまだ頑張らなければですね~。
そうそう、今は閑散期。
この時期はまだ【荷待ち空車】が多いので、輸送のご依頼がありましたら是非ともお声がけくださいね~~~!!
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