取組事業例


一斉配布流通の効率化とコスト低減

印刷関連企業K社

 販促配布商品などの特定多数への納入において、商品生産最終工程から横持ち輸送、倉庫中継(仕分)、納入輸送までのスキームを効率化させ、コスト削減に成功。

【取組前の問題点】

 生産企画の最終決定から納期までが比較的に短期間で、生産工程、仕分作業にかなりの人材を投入し人海戦術で商品を出荷していた。

 納入輸送については輸送車両の容積重量と配布箇所毎の商品個数の積載計画、そしてルート配送計画などに誤算が多く、当日にトラックの再手配や遅延などが発生。

 輸送中のイレギュラー発生時、担当者とドライバーとの報告・連絡レスポンスが悪いなど、トラブルシューティングが問題だらけだった。

【改善施策】

 商品生産の最終工程と仕分作業、出荷作業を業務的にリンクさせるため、仕分用のリストデータを生産工場と仕分場所で共有利用することで、仕分作業がしやすい状態での工場出荷が実現し、また仕分現場で使用する仕分リストのレイアウトに工夫を加え、出荷までのスキームを少人数かつ効率的に行えるようになり、作業員コストの削減と、リードタイム削減に繋げた。

 計画時に予め納品先1件あたりの商品容積や重量を想定し、また配送ルートを効率的にプランニングすることにより的確な輸送台数の手配と遅延のない配送計画で、予定通りの納入が行えることができた。

 各ドライバーから納品完了1件毎をSNS等でその報告を受けるなど、また異常確認等の連絡網の設置などで、イレギュラー発生時のレスポンスを早め、ファーストシューティングでトラブル防止に繋げた。


輸送手配業務統一化による負荷低減

イベント運営関連企業N社

部署内のイベントチームごとの流通手配窓口を統一化し、手配や状況確認など情報のやりとりを簡素化させ、部署担当の業務手間軽減に成功。

【取組前の問題点】

 イベントごとに手配担当者が存在し、各担当が個々に手配先に電話やFAXやメールなどで輸送や倉庫などの手配をしており、その手間によってイベント業務に非効率が発生したり、手配後の管理がなかなか出来なくて流通効率に影響が出ていた。

 また担当毎に手配先が別々で、個々の多忙さによって流通品質やコストバランスにムラが出たりしていた。

【改善施策】

 手配業務を窓口からアウトソーシングで一本化させ、品質やコストバランスを一定化させた。

 また、手配や管理などをクラウド上で情報共有できるツールを利用することで各担当者との情報やりとりを簡略化し、担当者一人一人の業務手間が軽減できたことで本業の業務品質を高めることが出来た。



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